
これまで チンクエテッレの村々を南から順にご紹介してきましたが、今回は5つ目で最後の『モンテロッソ・アル・マーレ』です。
タイトルにも書いたとおり、5つの村の中でも一番大きな海岸 = リビエラ(イタリア語でRiviera)のある美しい村です。
巨人の像がビーチの端の建物にありました。
老若男女、ダラーっとおしゃべりしてるのがなんともイタリアっぽくて良いですよね。
ずーーっとパラソルが整然と並ぶ様子もこれまたイタリアっぽい。
ビーチ沿いを歩いていると、建物にブーゲンビリアが絡んでいたりして、まさにリゾート地そのもの。青い空と建物と花のコントラストが本当に綺麗でした。
モンテロッソ・アル・マーレ にある教会のうちのひとつ、 洗礼者・聖ヨハネ教会。こちらもストライプの意匠が印象的な教会です。13世紀から14世紀に建てられ、一部は18世紀に起きた地震による損傷を修復して現在の姿になったそうです。
内部もストライプ。正面の十字架のところには大きなパイプオルガンが設置されています。
建築正面のファサードは Genoa スタイルのゴシック様式ですが、一方で内部空間はバジリカ式の列柱が並んでいます。側廊の屋根が木製であることからも、古い建築形式を残していることがわかります。
チンクエテッレを散歩しているとワイルドベリーがあったり、日本では見たことのないような小型のセミが鳴いていたりと、自然の近さをいろいろなところで感じます。
夏は本当に花の色が映えますね。
モンテロッソ・アル・マーレ は他の村に比べて開けていて、人工の建造物と自然物の関係性が美しい場所だと思います。
そぞろ歩きをしていると Disney Sea にありそうな、ちょっとした広場に出くわしたり…
また別な小道の突き当たりでも、石垣の上までそびえるほどの立派なブーゲンビリアに遭遇したり。
線路前の広場と塔。海を背にして撮影しました。たくさんの観光客が行き交う場所です。
海側の名物といえばこちら。
Cinque Terre が海岸の自然要塞として使われていた、中世の頃の名残、アウローラの塔です。
Monterosso al Mare の新市街と旧市街を隔てる岬にあります。
Torre Aurora から西側を見た写真です。
ずっと向こうの、塔のある建物のところに最初の写真の巨人の像があります。
こちらは東側のビーチを見た写真。
こちら側にもたくさんの人とパラソルが見えています。
海沿いにいくつものバールやリストランテが並ぶのも、モンテロッソ・アル・マーレ ならでは。
歩き疲れたらリビエラでお食事を。
海を見ながらの ドルチェとは贅沢なひと時でした。
他の村は 昔の暮らしとそれほど変わらない素朴さ良かったですが、リゾート気分を楽しむのなら、モンテロッソ・アル・マーレ でしょう。
このブログではあまり触れていませんでしたが、Cinque Terre エリアでは徒歩でのトレッキングの他にもダイビングや乗馬によるトレッキング、パラグライディング、自転車ツアーなどいろいろなアクティビティもありますので、スポーツを通して「大自然のあるイタリア」を体感してみるのはいかがでしょうか。
ただし2016年度の夏より、この数年で急増しすぎた観光客の数を年間150万人までに抑制するため、Via del amore など、一部のエリアではインターネットでのチケット事前購入が必要になるとも報道されていますので、予定のある方は事前に調べてみた方が良いかもしれません。
特に上記のアナウンスはないようですが…
ツーリストインフォメーションはこちらです。
Contatti:
Consorzio Turistico Cinque Terre
Località Loreto – Parcheggio Multipiano
19016 Monterosso al Mare (SP)
e-mail: informazioni@cinqueterre.it
Sito internet: www.cinqueterre.it
P.IVA 01016890111